ハコスカ、ヨタハチ、エスロク、エスハチ、ベレG、パブリカ・・・。
どれもマニアがこよなく愛する旧車たちですね。
高度経済成長期に次々と登場した大衆車や、その走りに無限の可能性を感じさせてくれたレーシングカー。
絶版となった現在でも世代を魅了してやまない旧車たち。。。
私も旧車、とくにハコスカに魅せられた中の一人です。
ハコスカをはじめとする絶版車はオーナーが思い入れで乗るクルマです。
1台1台がそれぞれ個性を持っており、誰でも簡単に運転できるというようなものではありません。
乗り手がクルマと真剣に向かい合い、癖や機嫌を学んでいくことで、ようやく初めて乗りこなせるようになるんですよね。
ハコスカなどの旧車は、作る側にも買う側にもかなりの強い思い入れがあり、作り手は良いクルマを作ろうという気持ちなどからコストの高いメッキなども使用して、しっかりとしたクルマを作っていました。
買い手にも、例えばレースを通じて日本の技術の発展を見せてくれたスカイライン(ハコスカ)への憧れなどそれぞれの思いがあるのです。
時代を経ても、決して色あせることがない作り手と買い手の思い…
それが、ハコスカなどの絶版車の人気を作っているのだと思います。
しかし、古いクルマだけに、購入の際には注意が必要になってきます。
一番大切なのは、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
修理や整備の対応、販売時の状況、購入後に修理が必要になる箇所などはきちんと把握しておくべきですね。ハコスカなどの絶版車は交換の部品もすぐには見つかりません。
部品交換が必要なケースでは、まず中古品を探します。
しかし、出てきた部品も良い状態とは限りません。そんな時はダメになった部品と中古の部品の両方をバラし、良い所だけを組み合わせて、ひとつの部品を作りあげるのです。
ハコスカはグリル違いで顔の表情が本当にたくさんありますよね。
人によっては、好みも全然違いますから、それがまた特別に愛着がわく理由とも言えます。
基本的にはハコスカをGTR仕様にするのが定番となってしまい、残念なことに、オリジナルの顔をしているハコスカは本当に少ないと言えますね。
しかしながら、面白いことに、ハコスカは同じグリルでも1台1台が微妙に違った表情をしているから面白いですよね!古い車だからと言ってしまえばそれまでなんですが、大切に可愛がってもらっているハコスカと、荒っぽく扱われたハコスカでは表情が何か違うのです。
具体的には、どういったところがというと、例えば、各パーツの隙間や、グリルなどの取り付け位置など、と言ってもボディーそのものの狂いなどが原因ではありますけどね。だとしても日頃からのメンテナンスのマメさの違いで旧車はすぐに違いが出てしまいますから気をつけなければいけませんね。
熟練した板金の職人さんとかになると、顔を見ただけで、いい顔してるな!とかなんか悪いことしてないか?といった感じでズバリ言い当ててしまいます!
本当に驚きですよね!私もいずれはそこまでわかるようになりたいですね。
ハコスカってグリルが違うだけで、本当にいろんな顔をしていますよね!
人それぞれで好みもハコスカのこだわりも違い、グリルの趣味もさまざまです。
そこで、たくさんあるグリルの中から、44グリルに関してですが、43年の9月から44年の9月の間で生産されたモデルですね。
ライトの周りにレンズ風のガラスを入れるなど、とても凝った作りのグリルになっています。
ここまでするのにはかなりコストがかかっていると思われます!さすが日産が総力を注ぎこんで作り上げたハコスカですね!
ウィンカーにもメッキ縁取りが付いていて、形状もフラットになっています。それとライト枠や真ん中のグリルはレプリカがたくさん出ていて入手は比較的可能ですね!
フロントウィンカーの間の部分には細いメッキモールがあって、通称ヒゲと呼ばれていますね。
このヒゲの部分は今となっては入手困難です!しかし!これが有ると無いとでは、グリルの印象が全然違うんですよね。
形状が難しくてチューニングショップさんがレプリカを作ったとしてもコスト高になってしまいそう…。 きっと、ここだけは何処もやってはくれないでしょうね。
そして、バンパーには豪華なメッキ縁取りのオーバーライダーが付いています!
でもなぜかGTRにはついていないんです。不思議ですね。